新しいcssを使ってみる

ユーザーのアンケート結果からその年のCSSの流行りや動向がわかるThe State of CSS 2020というサイトの中で、今後さらに利用頻度が増していくであろう、新しいプロパティをいくつか試してみましょう。
ただ、新しいプロパティはブラウザごとに対応状況が違うので、必ずcan I use 等で対応状況を確認しましょう。


backdrop-filter

backdrop-filterは要素の背景をぼかす事が出来ます。filterプロパティと似ていますが、filterは適用した要素自体がボケますが、backdrop-filterは適用した要素の背後の領域の色味やぼけ具合が変化します。なので、基本的にはRBGAとセットで使う事がほとんどです。

使用例

monomode.co.jp


 

対応ブラウザ状況

Edge:OK
Firefox:要設定変更
Chrome:OK
Safari:要ベンダープレフィックス



scroll-snap

scroll-snapを使うと、画面をスクロールしたときに特定の画面領域で止まるように制御できます。縦スクロールだけでなく横スクロールにも対応しています。

対応ブラウザ

scroll-snapはすべてのモダンブラウザで対応しています。


alvarotrigo.com

 

aspect-ratio

例えば、要素の幅に対してアスペクト比を使って高さを設定したい場合、今までは1:1ならpadding-top: 100%、16:9ならpadding-top: 56.25%というようにpaddingを使う方法が一般的でした。その計算や記述が不要になり、CSSで基準のwidthを指定し、aspect-ratioに比率を指定するだけでheightが自動的に算出され、アスペクト比を保つことができます。


 

 


 

対応ブラウザ状況

Edge:OK
Firefox:OK
Chrome:OK
Safari:OK

主要ブラウザーが全て対応しているので、今後は積極的に使っていきましょう。


2020.stateofcss.com


www.mitsue.co.jp